現場訪問

呼び径2000mm曲線推進

近年、推進工法の施工技術は急速に進歩し、従来ではシールド工法の領域であった超長距離推進、超急曲線推進、多曲線推進まで施工可能になり、追随する管材として一翼を担っているのがWジョイント管です。
本工事は、大阪市都市環境局様の発注による『千本北~梅南幹線下水管布設工事』で曲率半径95mの曲線部にWジョイント管N形(ENW-JC52)1200Lが採用されました。
大阪市西成区の橘千本北公園内の発進立坑から推進延長390mで途中300R+300R+95Rの3カ所の曲線部を通過して施工されます。
呼び径2000㎜での95Rは呼び径800㎜に換算すると38Rに相当し、難易度の高い推進工事となっています。 
工法は泥水加圧セミシールド工法で10月14日に発進し、年内の到達を目指し現在施工中です。公園内に発進立坑を構築し周辺が住宅地であるため現場ではシールド現場のような防護ヤードを設置し、騒音・振動には細心の配慮を図っています。
大阪市内では雨水管渠整備のため各地で大口径の布設工事が行われていますが、今後も狭隘な施工個所が多く、曲線推進を余儀なくされることから、近畿地区では特に高い評価をいただいているWジョイントの需要は更に期待できます。
ご発注 大阪市様
呼び径 2000
推進延長 390m
製造 栗本コンクリート工業㈱
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