現場訪問

大径急曲線推進の施工

見附市役所ご発注の雨水浸水対策工事において、高い水密性能を持ち曲線推進に適したWジョイント管(JC-1/3管,半管およびJB-標準管)をご採用いただきました。
現場は周辺部に比べて地盤が低くすり鉢状の地形であるため、浸水被害が多く発生する区域となっており、本工事は雨水浸水対策工事の一環として貯留量3,100tの雨水貯留施設として実施されました。
路線は発進よりR2000mの緩い曲線を通過した後にR50mの超急曲線にて曲線延長78.3mでほぼ直角に方向を変えた後にさらに94.1mの直線を推進する難工事でした。
R50m区間は、呼び径2600-1/3管といった経験したことのない大径短尺管の製造および施工であるため、ヤードでの保管方法や運搬方法、発進立坑内での偏圧による破損や急曲線区間推進中の破損、加えて水位が高いことにより発進時のバッキングが懸念されました。このため、事前に施工業者様とも綿密に打ち合わせを重ねて対策を講じ、無事到達することができました。
この現場を通して、曲線推進に適した継手をもつWジョイント管の実力を改めて実感しました。
ご発注 新潟県見附市役所様
呼び径 2600
推進延長 578.10m
製造 藤村ヒューム管㈱
  • 現場の画像

    発信立坑内 1/3管推進状況

  • 現場の画像

    R50m1/3管