現場訪問

N値0への挑戦

佐賀県南東部に位置する白石町は、水量豊かな六角川を有す田園地帯が広がる自然の恵み豊かな地域である。
今回ご紹介する現場は、佐賀県特有のN値=0地帯の管路布設工事です。幅4mの農道の中央部に土被り5mの位置にWジョイント管500㎜を3スパン施工するものです。 
現場をとりまく環境はというと、右はレンコン畑、左は田んぼ。それに交差する様に農業用水路があり、非常に厳しい立地条件です。施工業者様は、まず布設管路の地盤改良として幅1.7m、高さ1.7mの薬液注入を行い推進施工時の地盤の反力を得る作業をし、本格的に推進作業へと移りました。48mのスパンを手始めに59m、最後に85mのスパンをクリアーするに至りました。
施工中、本通りを通る大型バスが通る度に立坑が揺れ、常に緊張状態の中での施工であったとの事でした。大自然が生み出したN値0地帯の中で抜け出し量及び水密性、経済性を考慮した時、今後共にWジョイント管の未来は我々にとって大いなる期待製品である事は間違いないと確信するものであります。
ご発注 佐賀県白石町役場様
呼び径 SJA51 φ500㎜半管
推進延長 192m
製造 ㈱ディーシー
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    出荷を待つWジョイント管

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    発進立坑

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    現場周辺状況(薬注後状況)