現場訪問

大口径多曲線推進

本工事は勇壮なだんじり祭りで有名な大阪府岸和田市様発注の『公共下水道第7工区管渠布設工事』、大雨浸水対策事業の一環として計画されたもので、呼び径2000、推進延長413m、発進から4箇所の200Rと1000Rを通過する多曲線推進工事です。
発進してすぐに最初の200Rを通過し、2度のS字カーブを描きながら推進するという線形でありながら、土質は砂礫層で礫率52.3%、最大礫径300mm、さらに地下水位がGL-0.97mと高く、推進施工が極めて困難である上に、管継手部にも高い水密性能が要求されました。
このような施工条件から継手性能はもちろん、数多くの採用実績があるWジョイント標準管(JB2種50N)を165本ほぼ全線に渡りご採用頂きました。
発注者様、元請業者様並びに現場関係者皆様の慎重に慎重を重ねた御施工のお陰を持ちまして、計画通りの路線にWジョイント管が布施されました。推進工事中より現在まで漏水等は一切無く高い水密性能を保持し続けております。今回のように極めて施工条件が厳しい多曲線、急曲線を始め大深度施工、さらには耐震設計における継手性能向上の観点から、Wジョイント管の採用実績は多く、それぞれに高い評価を頂いております。
Wジョイント管は、今後も下水道を始めとする重要なライフラインとしての役割をしっかり果たしてくれるものと確信しております。
ご発注 大阪府岸和田市様
呼び径 2000mm
推進延長 413m
製造 栗本コンクリート工業㈱
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    100本目セット状況

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    途中155本目推進状況

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    S字カーブもきれいに布設されています。

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    布設後の管内状況です。 きれいにカーブを描いています。